こんにちは、【おいしい空気×おいしい食】をテーマに年に365杯以上の禁煙カフェでお茶&365軒以上の禁煙店での外食を楽しむ美紀(@MIkiCHELIN)です。
Earl Greyの紅茶って美味しくて、独特な香りに癒やされますよね。
ところでアールグレイとダージリンの違いについて気になっている方が多いようなんですが…
またアールグレイの呼び名はある人物に由来しているんですが、歴史的に興味深い大人の事情が見え隠れしているので、そちらもご紹介しますね。
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アールグレイとは?紅茶の種類じゃないってホント?
カフェやティーサロンのメニューには
- ダージリン
- アールグレイ
- アッサム
- ウバ
- ディンブラ
のような感じで載っているので茶葉の種類かと思われがちですが、そうではありません。
アールグレイとは、紅茶の飲み方のスタイルを意味する言葉で、アールグレイという茶葉がある訳ではないんです。
仮に上記のティーサロンのメニュー表記をお米に置き換えると
- コシヒカリ
- 炊き込みご飯 ←???
- ササニシキ
- あきたこまち
- 龍の瞳
と書いてあるようなものなんです。
- 中国
- インド
- セイロン(←スリランカの旧国名)
で採れた茶葉に、イタリア原産の柑橘「ベルガモット」で香りを付けて楽しむ飲み方のこと。
ベルガモット
画像出典元:Wikipedia
あの独特の爽やかな香りはベルガモットなんですね♪
アールグレイとは?ダージリンとの違いは?
一方ダージリンは茶葉の種類というか紅茶の産地の総称で、インドの西ベンガル州に位置しています。
そして先ほどアールグレイは紅茶にベルガモットの香りを付けて楽しむ飲み方だと紹介しましたが…
茶葉の種類は問わないので『ダージリンのアールグレイ』というのも有り得るのです!
- 実際にアールグレイに使われる茶葉は、中国の祁門(キーモン/キーマン)であることが多いです。
アールグレイの名前の由来は人名だった
グレイ伯爵(1764年-1845年)
画像出展元:Wikipedia
アールグレイの名前の由来は、国民からの人気が高く1830年代にイギリス首相を務めた紅茶好きで知られる第二代 Charles Grey 伯爵です。
伯爵は英語でEarlで、文法的に敬称や肩書きは名前より先に来るので、
グレイ伯爵
↓
伯爵グレイ
↓
Earl Grey
↓
Earl Grey
となるんですね。
このグレイ伯爵が、紅茶にベルガモットで香り付けをする飲み方を発案した方だとされていますが…
次に、大人の事情が登場します。
大人の事情がなければアールグレイは今ごろ違う呼び名だった?
バンクス卿(1743年-1820年)
画像出展元:Wikipedia
実は紅茶にベルガモットの香りをつける飲み方を考案したのは他の役人(ジョセフ・バンクス卿)だったとも言われています。
それにも関わらずバンクス卿の名前が使われなかった理由は、グレイ伯爵の方がバンクス卿よりも国民に人気があったからです。
歴史が違っていたら、つまりバンクス卿の方が国民から人気があったら、アールグレイは今ごろLord Banks -バンクス卿- と呼ばれているかも知れないんですよね(*´-`)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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